巨大な船ができるまで

巨大な船が造られるまでには、
実に多くの工程があります。
造船業は大規模な総合組立産業です。
造船所では主に船体部分をつくり、他の工場で製造された装置を取り付けて、船は完成します。
船は船主から注文を受けて造船所で造られます。船には原油タンカー、コンテナ船、客船など様々な種類がありますが、船の建造は設計、資材発注、部材組み立て、ブロック組み立て、船台・ドック上建造、進水、艤装(ぎそう)の順に、ほとんどブロック建造方式で造られていきます。

造船の製造フロー
1
引き合い
2
開発・基本設計
3
契約(受注)
4
詳細設計
5
資材発注
6
生産計画
7
切断・加工
8
ブロック組立て
9
船台・ドック上建造
10
進水
11
艤装
12
海上試運転
13
引き渡し
①引き合い

船主(依頼主)から造船所への打診、契約にいたるまでの過程を引き合いと言います。引き合い時には、船主から[船の種類/船速/積載能力/航続距離/航行区域/港湾の制限やパナマ運河の航行可否]などの要求項目が提示されます。パナマ運河の通行可否によって航路が大きく変わるため、多くの船がパナマ運河を航行できる最大サイズ(パナマックス)を基準に造られています。
造船のスケールを体感!
VR造船研究所
「統計データ」「安全衛生関係資料」は、
一部の資料を除き会員様のみに公開しております。